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第一回公開エキスパートサークル

IAKS日本支部 公開エキスパートサークル開催のお知らせ

IAKS Japan

第一回公開エキスパートサークル

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<IAKS公開エキスパートサークルを開催しました>

5月13日(月)にストックホルム市交通局よりFariba Daryani氏をお迎えして「ストックホルム市におけるパブリックスペース活性化によるリバブルシティーへの展開」というテーマで講演していただきました。

ストックホルムではパブリックスペースをリデザインすることにより、人々の健康増進に寄与しうるまちづくりを実施しています。
今回は主に以下の点をシェアしてくださました。
1. 公共交通機関を充実させ、車に頼らないまちづくりを実施
2. 車道幅を減らし、歩行者・自転車用のレーンを広げることにより、安全で日常的な身体活動を誘発させる
3. 市民を計画段階から巻き込んだイベント(Living Stockholm, Car free day)を通して今一度街のポテンシャルを考えなおす

第一回公開エキスパートサークル

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1.2.によりストックホルムはコペンハーゲンやロンドンと比較すると歩行者が多いという結果が出ています。

3. Living Stockholmとは2014年から実施しているインベントで5月から9月にかけて市内数カ所の車道を遮断し、ベンチやアートスペースを設けたり、対象道路に面しているレストランは車道にテーブルや椅子を出すなどして街のにぎわいを演出することにより、市民を街に誘い出すというものです。Car Free Dayは市内の数カ所の車道から車をなくし、普段をは違った車道の使い方を試してみるという社会実験です。ある場所ではバスケットゴールを設置して簡易バスケットコートに。仮設のファーニチャーを設置すれば車道が公園に様変わり。この取り組みを通して市民に「果たして車道は本当にこれだけの幅が必要なのか?」「もしかして違う使い方もあるのでは?」などとパブリックスペースのあり方を考え直すきっかけにしているとのことでした。

都市化が進むにつれてパブリックスペースの持つ役割はより大きくなります。充実したパブリックスペースをつくっていくことは健康的なまちづくりへの第一歩となります。これをきっかけにみなさんの住む地域のパブリックスペースの質にも着目するきっかけになれば嬉しく思います。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。